プリザーブドフラワーが出来るまで
2月 5th, 2014
プリザーブドフラワーは昨今長期に渡って枯れない花として贈り物などで人気です。しかしプリザーブドフラワーは何故枯れないのかご存知ですか?これらは基本的にただ乾燥させるだけのドライフラワー等とは異なり薬品加工を施した上で乾燥させたものになっています。
プリザーブドフラワーの加工法
プリザーブドフラワーと名の付く商品は凡そ生花が元来持つ水分を保存液と入れ替える事によって生成がされています。具体的にはまず出来るだけ元気で新鮮な花を水分が吸い上げやすいように切った後、保存液に付けます。そうすると花は水の代わりに保存液を吸い上げ徐々に花の中の水は保存液と入れ替わっていきます。花の完成度はこの吸い上げる力にも影響されるので出来るだけ新鮮な生花が材料としては向いているとされています。
保存液の仕組み
プリザーブドフラワーが枯れない理由は花を満たすこの保存液にあると言います。この保存液の多くはグリセリンと呼ばれるタンパク質を主成分とした要素で構成されているといいます。言ってみればグリセリンは樹脂のようなもので水と違って乾燥に強く、また乾燥してもみずみずしく見えるのが特徴です。その為プリザーブド加工とは即ち水分を含んでいるかのように見える液体で内側から固めているというのが正確な所です。勿論質感は従来の生花のものですけどね。
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